5.20241.9
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PureJSでWijmoを使用する(Wijmoの参照をHTMLページに追加する方法)

アプリケーションでWijmoを使用するには、Wijmoモジュールを参照する必要があります。
Wijmoモジュールの参照には、npmからパッケージをインストールする方法とHTMLページに追加する方法があり、これらの場合で以下のように異なります。

Wijmoパッケージをnpmでインストールする場合 Wijmoの参照をHTMLページに追加する場合
アプリケーションの作成方法 コマンドラインでフレームワークCLIコマンドを実行する フォルダやファイルを手動で作成する
モジュールの追加方法 npm installコマンドでWijmoモジュールをインストールし、JavaScriptでimport文を記述する scriptタグを記述し、ローカルのWijmoモジュールを参照するか、または公開されているCDNからWijmoを参照する
アプリケーションのビルド方法 コマンドラインで次のコマンドを実行する
npm start(ビルドして実行する)
npm run build(ビルドして配布ファイルを生成する)
HTMLファイルを開いて実行する
※Webサーバーに配布しないと実行できない場合もある


ここでは、基本的な利用方法として、Wijmoの参照をHTMLページに追加する場合の手順について説明します。

◆CDNからWijmoを参照する方法

  1. Wijmoを参照する
    HTMLページのheadタグでWijmoの必要なモジュールを参照設定します。
    モジュール参照
  2. コントロールを定義する
    HTMLファイルのbodyタグでコントロールを表示する領域をdiv要素でID属性を設定して定義します。
    コントロールの定義

  3. コントロールを作成する
    JavaScriptでコントロールのインスタンスを作成します。これによりコントロールを表示することができます。
    ここではInputDate、FlexGrid、FlexChartを作成します。FlexGridとFlexChartにデータを表示するにはitemsSourceプロパティに設定します。
    コントロールの作成

  4. スタイルを設定する
    スタイルを設定する場合は、headタグで設定します。
    スタイルの設定

  5. HTMLファイルを開いてアプリケーションを実行する
    アプリケーションの実行

以上で完了です。 上記で説明した全てのコードは下記の通りです。下記のコードをHTML形式(例:index.html)で保存してお試しください。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="utf-8" />
    <title></title>
    <!-- 「5.latest」は最新バージョンを参照します。任意のバージョンで動作させる場合は「5.latest」の個所を変更してください。 -->
    <!-- Wijmoのスタイル(必須) -->
    <link href="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/styles/wijmo.min.css" rel="stylesheet" />
    <!-- Wijmoのコアモジュール(必須) -->
    <script src="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/controls/wijmo.min.js"></script>
    <!-- Wijmoコントロール(オプション。必要なコントロールを設定する) -->
    <script src="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/controls/wijmo.input.min.js" type="text/javascript"></script>
    <script src="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/controls/wijmo.grid.min.js"></script>
    <script src="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/controls/wijmo.chart.min.js" type="text/javascript"></script>
    <!-- Wijmoカスタムカルチャー(オプション。任意のカルチャーを設定する) -->
    <script src="https://cdn.mescius.com/wijmo/5.latest/controls/cultures/wijmo.culture.ja.min.js"></script>

    <style type="text/css">
        .wj-flexgrid {
            height: 300px;
            width: 800px;
        }
        .wj-flexchart {
            height: 300px;
            width: 800px;
        }
    </style>
</head>

<body>
    <div id="InputDate"></div> <br/><br/>
    <div id="FlexGrid"></div> <br/><br/>
    <div id="FlexChart"></div>

    <script>
         // InputDateを作成します。
         var inputDate = new wijmo.input.InputDate('#InputDate');

         // グリッドを編集するとチャートが更新されるように、
         // CollectionViewを使用してデータを取得します。
            var view = new wijmo.collections.CollectionView(createData(5));

        // グリッドを作成してデータを表示します。
        var flexGrid = new wijmo.grid.FlexGrid('#FlexGrid');
        flexGrid.itemsSource = view;

        // チャートを作成してデータを表示します。
        var flexChart = new wijmo.chart.FlexChart('#FlexChart', {
            itemsSource: view,
            chartType: wijmo.chart.ChartType.LineSymbols,
            bindingX: 'country',
            series: [{
                name: 'Sales',
                binding: 'sales'
            }, {
                name: 'Expenses',
                binding: 'expenses'
            }, {
                name: 'Downloads',
                binding: 'downloads'
            }]
        });


        // サンプルデータ
        function createData(count) {
            var countries = 'US,Germany,UK,Japan,Italy,Greece'.split(','),
                data = [];

            for (var i = 0; i < count; i++) {
                data.push({
                    id: i + 1,
                    country: countries[i % countries.length],
                    downloads: Math.round(Math.random() * 20000),
                    sales: Math.random() * 10000,
                    expenses: Math.random() * 5000,
                    date: new Date(2014, i % 12, i % 28),
                    active: i % 4 == 0
                });
            }
            return data;
        }
    </script>
</body>
</html>