このトピックでは、FlexPieコントロールに固有の機能について説明します。FlexPieが使用するAPIおよび機能セットの大部分は、FlexChartと同じです。
FlexPieのデータ連結はFlexChartと少し異なります。
bindingプロパティを使用して、スライスのサイズを計算します。このプロパティには、数値データを設定する必要があります。
bindingNameプロパティを使用して、セグメントの名前を表示します。これは文字列にする必要があります。
FlexPieコントロールには、そのレイアウトと外観をカスタマイズするための5つの基本的なプロパティがあります。
例:
import * as chart from '@mescius/wijmo.chart';
var myChart = new chart.FlexPie('#myChart', {
binding: 'value',
bindingName: 'name',
itemsSource: getData(),
innerRadius: 0.3,
offset: 0.1,
startAngle: 45,
reversed: false,
palette: wijmo.chart.Palettes['standard']
});
FlexPieコントロールを使用すると、円チャートセグメントをクリックまたはタッチしてデータポイントを選択できます。selectionModeプロパティを使用して、データポイントによる選択を可能にするか、または何も選択しないか(デフォルト)を指定できます。
selctionModeプロパティをPointに設定すると、ユーザーがセグメントをクリックしたときに、FlexPieはselectionプロパティを更新し、選択された要素に「wj-state-selected」クラスを適用します。FlexPieのselectionModeプロパティをSeriesまたはNoneに設定すると、コントロール内の選択内容が無効になります。
FlexPieには、選択内容をカスタマイズするための3つの追加プロパティが用意されています。
例:
myChart.isAnimated = true;
myChart.selectionMode = 'Point';
myChart.selectedItemOffset = 0.2;
myChart.selectedItemPosition = 'Top';
詳細については、選択を参照してください。
FlexPieコントロールの外観の大部分はCSSで定義されます。デフォルトのテーマに加えて、すべてのWijmoコントロールの外観をカスタマイズして、魅力的で統一感のある見栄えを実現する洗練されたデザインのテーマが含まれています。
CSSを使用してFlexPieコントロールの外観をカスタマイズできます。それには、CSSルールをデフォルトのテーマから新しいCSSファイルにコピーし、必要に応じてルールを変更します。
この例では、コントロールに「custom-pie-chart」CSSクラスを追加し、いくつかのCSSルールを定義して、ヘッダー/フッター/凡例の塗りつぶし、フォントファミリ、およびフォントウェイトを変更しました。
<div id="themeChart" class="custom-pie-chart"></div>
/* カスタムスタイル設定を使用した円チャート */
.custom-pie-chart.wj-flexpie .wj-header .wj-title,
.custom-pie-chart.wj-flexpie .wj-footer .wj-title,
.custom-pie-chart.wj-flexpie .wj-legend > .wj-label {
fill: #666;
font-family: 'Courier New', Courier, monospace;
font-weight: bold;
}