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OLAP:アーキテクチャー

ピボットテーブルは、Excelの最も強力な機能の1つです。この機能を使用して、大規模で詳細なデータセット内を探索し、重要な傾向や関係を検出できます。

Wijmoのwijmo.olapモジュールを使用すると、この機能をJavaScriptアプリケーションに追加できます。

次の図は、wijmo.olapモジュールの4つの主要なクラスの関係を示しています。

OLAPアーキテクチャー

PivotEngineコンポーネントは、wijmo.olapモジュールのコアコンポーネントです。生データを受け取り、フィールドリスト(値、行、列、フィルタのリスト)に基づいてサマリビューを作成します。ローカルデータをサーバーとして使用することも、OLAP SASSキューブなどのサーバーに接続することもできます。

PivotPanelコントロールを使用して、PivotEngineによって使用されるビュー定義を表示および編集できます。このコントロールには、Excelと同様に、行、列、値、およびフィルタ領域にドラッグできるフィールドのリストが表示されます。ユーザーがビュー定義を変更すると、エンジンは自動的にデータサマリーを更新して出力します。

PivotEngineのオブジェクトモデルを直接使用して、ビュー定義を作成および変更することもできます。

PivotGridコントロールとPivotChartコントロールには、PivotEngineによって生成された出力データサマリーが表示されます。どちらのコントロールも、PDFまたはXLSXに結果をエクスポートできます。

wijmo.olapには以下のメリットがあります。

  • Excelとの互換性:Excelでピボットテーブルを作成する方法を理解しているユーザーであれば、wijmo.olapも簡単に使用できます。
  • 柔軟性wijmo.olapのコントロールを組み合わせて設定することで、自由にUIを構築できます。クライアントとサーバーのどちらにあるデータも使用できます。
  • 強力wijmo.olapコントロールは高速です。UIをブロックすることなく、数十万件のレコードを1秒足らずで集計します。サーバーベースのエンジンもサポートします。
  • 使用方法が簡単:フィールドオブジェクトとそれらが属するリストを操作して、ビューを作成および編集します。変更は、同じエンジンに連結されているすべてのコントロールに自動的に反映されます。
  • 統合wijmo.olapコントロールは、FlexGrid、FlexChartなどのWijmoコアコントロールを拡張しています。したがって、リッチオブジェクトモデル、ドキュメント、追加される新機能を自動的に継承します。
  • サポートwijmo.olapの多くの機能がユーザーからの提案を受けて実装されています。提案は常に受け付けています。

アプリケーションでOLAPを設定する

モダンなWebアプリケーションでは、このようなHTMLインポートを使用してwijmo.olapモジュールをインポートできます。

import * as wjOlap from '@mescius/wijmo.olap';

これはwijmo.olapのすべてのモジュールクラスをロードします。すべてのOLAPコントロールが不要な場合は、必要なものだけをインポートできます。

import { PivotEngine, PivotGrid } from '@mescius/wijmo.olap';

ES5を使用している場合は、スクリプトタグを使用してWijmoを読み込むことができます。

<script src="../scripts/controls/wijmo.olap.min.js"></script>