ピボットテーブルは、Excelの最も強力な機能の1つです。この機能を使用して、大規模で詳細なデータセット内を探索し、重要な傾向や関係を検出できます。
Wijmoのwijmo.olapモジュールを使用すると、この機能をJavaScriptアプリケーションに追加できます。
次の図は、wijmo.olapモジュールの4つの主要なクラスの関係を示しています。
PivotEngineコンポーネントは、wijmo.olapモジュールのコアコンポーネントです。生データを受け取り、フィールドリスト(値、行、列、フィルタのリスト)に基づいてサマリビューを作成します。ローカルデータをサーバーとして使用することも、OLAP SASSキューブなどのサーバーに接続することもできます。
PivotPanelコントロールを使用して、PivotEngineによって使用されるビュー定義を表示および編集できます。このコントロールには、Excelと同様に、行、列、値、およびフィルタ領域にドラッグできるフィールドのリストが表示されます。ユーザーがビュー定義を変更すると、エンジンは自動的にデータサマリーを更新して出力します。
PivotEngineのオブジェクトモデルを直接使用して、ビュー定義を作成および変更することもできます。
PivotGridコントロールとPivotChartコントロールには、PivotEngineによって生成された出力データサマリーが表示されます。どちらのコントロールも、PDFまたはXLSXに結果をエクスポートできます。
wijmo.olapには以下のメリットがあります。
モダンなWebアプリケーションでは、このようなHTMLインポートを使用してwijmo.olapモジュールをインポートできます。
import * as wjOlap from '@mescius/wijmo.olap';
これはwijmo.olapのすべてのモジュールクラスをロードします。すべてのOLAPコントロールが不要な場合は、必要なものだけをインポートできます。
import { PivotEngine, PivotGrid } from '@mescius/wijmo.olap';
ES5を使用している場合は、スクリプトタグを使用してWijmoを読み込むことができます。
<script src="../scripts/controls/wijmo.olap.min.js"></script>