5.20241.9

チャート:移動平均線

wijmo.chart.analyticsモジュールには、Seriesクラスを拡張して、近似曲線、移動平均、誤差範囲、箱プロット、ウォータフォールプロット、関数プロットなど、データに関する追加情報を提供するクラスが含まれます。

MovingAverageクラスは、通常のSeriesクラスを拡張して、データセット全体の複数のサブセットから一連の平均値を提供します。

移動平均をチャートに追加するには、次の手順に従います。

  1. 1つ以上のMovingAverage系列を作成します。
  2. bindingchartTypestyleなどのプロパティを設定して、通常の系列と同様にMovingAverage系列を構成します。
  3. MovingAverageのtypeプロパティとperiodプロパティを設定して、作成する移動平均のタイプを指定します。

例:

import * as chart from '@mescius/wijmo.chart';
import * as analytics from '@mescius/wijmo.chart.analytics';

// 移動平均を作成して、チャート系列コレクションに追加します
var movingAvg = new analytics.MovingAverage();
movingAvg.name = '移動平均線';
movingAvg.itemsSource = myChart.itemsSource;
movingAvg.binding = 'sales';
movingAvg.type = 'Simple';
movingAvg.period = 6;
movingAvg.style = { stroke: 'darkred', strokeWidth: 3 };
myChart.series.push(movingAvg);

チャートの移動平均

サポートされる移動平均タイプ:

  • Simple:最後のn個の値の平均。
  • Weighted:最後のn個の値の加重平均。1つ前の値の重みが1ずつ減ります。
  • Exponential:最後のn個の値の加重平均。1つ前の値の重みが指数関数的に減ります。
  • Triangular:最後のn個の値の加重平均。結果は2回の平滑化を行った単純移動平均と同じです。

移動平均の表示オプション

MovingAverageクラスは、FlexChartの系列の1つとしてサポートされます。visibilityプロパティを次のいずれかに設定して、この線を凡例に表示するかどうかを選択できます。

  • Visible:系列はプロット領域内と凡例内に表示されます。

  • Plot:系列はプロット領域内にのみ表示されます。

  • Legend:系列は凡例内にのみ表示されます。

  • Hidden:系列は非表示です。

    凡例テキストは、系列のnameプロパティを使用して設定されます。